視覚の心理生物学と計算機科学の融合

 今年度から(2008年8月から)メダカとヒトを中心とした視覚心理生物学を展開していきます。これまで、脳のハードウエアとしての分子生物学的な脳研究を進めてきましたが、この度一段落いたしましたので、新たにソフトウェアとしての脳研究に参入いたします。

 『脳とは何か?』という根源的な疑問にアプローチするには、『情報』を取り扱うことが必須です。視覚処理の情報処理アルゴリズムの研究を進めることで、そのヒントを得られるのではないかと期待しています。

 方法論としては、主として心理物理学的と計算機科学的な手法を組み合わせていく予定にしております。コンセプトは『作ればわかる』です。

追:10年経ち、ディープラーニングという武器を得て、次の10年に向けて『作ればわかる』を加速させていきます。次の10年は『作って使えばわかる』です(2018年8月)。



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