棚の影錯視(2013) |
【神経生理学研究室】
ラボ行われている研究は、“電子計算機モデルによる動物行動学及び心理物理学”です。電子計算機によって創り出されたバーチャルリアリティ、そして錯視などの視覚刺激を通じて動物やヒトの視覚情報処理アルゴリズムを解析していきます。最新の研究としては、深層学習(AI)に大脳の働きを組み込み、錯視という高等動物特有の知覚を再現させることに成功しています。
コンセプトは「作って使えば分かる」です。
生命の本質は情報にあると考えます。それは広い意味での「言語」と言えます。生物学者は、生命が紡ぐ言語を人間の自然言語に翻訳する役割を担っているのです。電子計算機はその翻訳ツールとしては最も強力なもののひとつです。
【脳と心の行動生物学】
“脳”は対象を物質的な側面から見た姿であり、“心”は対象を情報的な側面から見た姿です。動物の行動原理を探索しようとするとき、いずれの側面からのアプローチも不可欠です。当研究室では後者の情報的な側面からのアプローチを重視しています。
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