ヒト型視覚AIの実現へ

春の応用物理学会(2019/03/12:ゼロから始めるAI実験: https://meeting.jsap.or.jp/jsap2019s/)、秋の応用物理学会(2019/09/20:イチから始めるAI実験: https://meeting.jsap.or.jp/jsap2019a/)、プロジェクション先進技術研究会2019(2019/11/15:100分でわかるAIの構築とAI視覚の実現: https://techplay.jp/event/756381)にて、当研究室の渡辺英治が「ヒト型視覚AI」のチュートリアル講演を行いました。

「ヒト型視覚AI」とは、ヒトの視覚を忠実にシミュレートできるAIのことです。当研究室では、ヒト型視覚AIの技術を、ヒトや動物の視覚や脳のメカニズムを探求する基礎研究のために利用しています。しかしこの技術は基礎研究だけではなく、実社会への応用技術としても大いに期待しています。

ヒト型視覚AIを使えば、この場面ならヒトはこのように見える、この状況はヒトの視覚は得意不得意、この時間帯はヒトにとってリスクが大きいなど、ヒトの視覚に関する定量的なデータを得ることができます。

そうした定量的なデータはヒトの視覚に最適化されたデザインなり設計に貢献することでしょう。ヒトでは出来ないようなリスクの大きな状況での実験も可能となります。また、本技術を拡張すれば、視覚だけではなく知覚全般への応用も可能となるでしょう。
AI技術は人に寄り添う


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